乾「吾(われ)、死するとも……!」
後藤「いやいや、お主は何が死しても生き残ると、どこぞで評判のようだが…」
乾「何を言う、我が竹馬の友よ。僕ほど繊細な人間は……」
後藤「ぬしが繊細なら厨房の黒い虫の方がよほど繊細だ。なんでもかんでも掴んでは投げおってからに……いのすは」
乾「これはまた、古い呼び名を持ち出したねぇ、やす。なんでもかんでもは言い過ぎだよ」
後藤「ぬしが今少しおとなしくして居れば儂も少しは…」
乾「おや、あそこに金色の美しい蛇が……」
後藤「やめい!」
乾「あ。武市くんと岡田くんが見える。何か話がありそうだから僕も警護も……」
後藤「おんしの戯れ言ぁ聞き飽きちょうぞ、いのす!!」
乾「国言葉で震えながら言うのは野暮だよ、やす。少しは風流を…」
後藤「おんしの風流なんぞ知りとうないぜよ(恐怖と怒りの震え声)」
乾「ふふっ。だから京や藩邸を離れたくないんだよねぇ(とっても楽しそう)」
※「いのす」(猪之助=乾の幼名) 「やす」(保弥太=後藤の幼名)…そう呼び合う仲だったとウィキペディアに書いてありました。
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初出2013年6月15日 Yahooモバゲー日記 【幕恋】乾退助と後藤象二郎【小ネタ】(乾退助祭り)
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