2013年06月16日

Hydrangea otaksa


初出:2013年5月27日 Yahooモバゲー日記
文×文ガチンコ対決!妄想一本勝負!……のテーマだけ使わせていただきまして。
…の、サルベージ。

テーマ:幕末志士の恋愛事情:武市半平太・紫陽花

第二回は正式参加。とりあえずはこちら

(他、二次暴走も含め、必要な者は推敲を加えてサルベージはしていくつもりでいます)








【Hydrangea otaksa】

出島のカピタンの共の医 シーボルト
真なる藍の集まりし花
 愛でる妻お滝と愛でて名付け、娘イネに残す
其、集真藍(あずさい)……紫陽花と伝う

故に、藍染めの衣(ころも)に紫陽花を添えて
 我が愛する君に
然してかの蘭人の如くに
 遠く旅立つことは無きよう願う

愛でる花も散る花も、未だ見ぬ子らも
すべてを包む万象の安堵をも
この内に抱えんとの望みをもたらしたる君に…

―――――――――――――

【注釈】

カピタン=ここでは鎖国中の長崎出島のオランダ領事館長(黒船来航までは長崎の出島のみがオランダ、当時の中国などごく一部の外国との交流場でした。)
シーボルト=ドイツ人なのにオランダ人と偽って領事館付きの医師になったヒト。お滝という日本人妻囲って娘こさえて…残留期限切れで本人は国に帰った
表題=シーボルトが「新種紫陽花みつけた!嫁の名前つける」(あくまで一説です)…でも実は旧来からあるものだった(^^;

お滝とその娘イネはご時世柄、毛唐の嫁と娘としてその後、周囲からは生涯迫害されて生きることに…
posted by 龍魔幻(りゅーま) at 00:07
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