2013年05月30日

時間・空間移動(時間遡行、補足っていうか本題)


以前の『時間遡行』の補足……というより……
言われないと気づかなかった自分が間抜けすぎる! タイムトラベル関連並べただけで、肝心の所がすっぽり抜けてるよ!……とはいえ、本気で一連の考察やった日にゃ、プロの作家さんやSF研究家さんなんかがいくつも本や論文発行してるような題材なので(ちょびっと読むだけでですが)……なるべく軽く。
幕恋になるべく添えるように…(油断…しなくても明明後日の方向いくから……)

とりあえず、現代(幕末というか幕恋世界から見た未来)へ帰るパターンやルートがあるってことで、未来へ行きっぱなしが基本、一応帰ってきてみりゃ浦島効果、な、特殊相対性理論はほっぽときます。
前出のウェルズの作品の場合、行った先がものすごく先の未来だったから、そこのよくわからん成り行きで自分の時代に帰ってきた、って感じなんで、理屈として成立しにくいんです…。こちらの幕恋の場合、一種の神隠しなんで……幕末世界に人為的な時間移動の手段が無い、という前提をとっている以上、神様やら天狗様やらのしわざじゃ〜……という身も蓋もない話で終了……あ、もう一個、呪術のたぐいも一応……
どれにせよ、通り道を考えると、誰が操ってるかはともかく、ワームホール移動とあんまり変わらないと思うので。

分岐型パラレルワールドは、ノベルゲーム系のイメージそのものって感じかと。
最初は一本の「人生」という「道」を進んでいて、選択肢に迫られるとき、複数のパターンの道、それぞれを進むことで、複数の世界が出来ていく。基本的にその道は交わることはありませんが、うっかり衝突してパニックするタイプのお話もあります。


で、いちばんややこしいのが、ワームホール理論系統。

便宜上、過去やら未来やら別世界やら諸々への通路となる仮想空間を、この記事では『ワームホール』と呼びます。……なにせ、物語の都合から科学理論まで、大量の種類の「通路」がフィクションの世界には存在して、お話によって呼び方や定義が変わってしまうので……
代表的なのは『ドラえもん』など時間移動に登場する『四次元空間』や、SFでの長距離移動を手っ取り早く説明するワープ空間なんかが有名でしょうか。ここら辺に共通するのは、何らかの空間を通って、別の場所や時間帯に移動する、というイメージです。道路の応用版に近いんじゃないか、と。

ゲーム作中の時間移動も、一応、主人公はお寺だと思い込んでいた神社から(なんで思い込んだか、とかは、また別項目で)唐突に、この通路が開いて、放り出された場所が坂本龍馬一行に出会った場所だった、という理屈が通ります。(一応、ね)
これは怪談やホラーでの「神隠し」にも応用できます。映像媒体だと、へんなもやもややら黒い物体やらが出てきて、別の場所にほっぽりだされる、なんてのは見覚えあるかも。あそこらへんのこと、ってことで。

……でもって、出口の方ですが。
お話の都合とか、っていうと身も蓋もないんですが、特に突発事故のパターンだと、ものすごくランダムの確立が上がります。…人為的な移動パターンでも「思っても見ないところにでちゃった」とか、宇宙戦争物では行方不明なんで戦死扱い、なんてのもありますが…
入り口であるブラックホール(これは宇宙科学で超新星爆発の時に確認できる…らしい…ナマで見てきた人間は居ないと思いますが…てか、近づくと吸い込まれる……)に対して、ホワイトホールと命名されることもあります。

ちょっと時空移動系から逸れますが後でつながるので……自分が小学生の低学年の頃に児童書コーナーで『幽霊を科学する』って本を読んでまして……今にして思えばトンデモ系の理論なんですが……各空間が別々の質量保存の法則(理科でやりますね…宇宙単位での全質量は基本的に変わらず、「モノ」としての質量で増えたり減ったりする分は、別の分子やら原子のレベルで移動が行われている、ってやつです)で動いていると仮定した場合、というのがありました。
えーと、あんまりにも昔すぎて、借りた図書館のデータベースにも今はなさそうなんで、誰のどの本だったか、現物が特定できないんですが……てか、なんでそんな微妙にワケのわからんもんが当時、児童書に置いてあったんだ、ウチの市の図書館……ちなみに、同タイトルの本がアマゾンの古本では一応、絶版・古本としてあったわけですが……高い! 確認のためだけに買える価格じゃ無い!!(…って、1円+送料だったら買う気だったのか、自分……)

本の題材は幽霊とあの世の実在の真偽がテーマなんですが、一応。
どっかの誰かが、魂の実在を証明しようとして、亡くなった人を体重計に乗せ続けてはかったら、亡くなった直後としばらく後で体重が変わった!…つまり、霊魂が抜けた、だから霊魂は存在はまず証明された!! という話なんですが……確かに、人でも他の動物でも亡くなった直後から計り続けたら、数値は微妙に変わる、のは違いないんですが……コレは、死後硬直やら水分が抜けていくやらが原因で、別に魂云々でない科学的証明が行われています。
……まぁ、とりあえず、これを「魂の質量」と仮定した場合、という論法で、この質量が「あの世」という別空間に移動する、すなわち、現世の質量からその微量な質量が消えた場合、どうなるか、というのがその本では考察されていて…(水分やら死後硬直やらの影響とかは無視…(^^;)、それによると、一人分の「魂の質量」が同一空間から消えた場合、その影響力は…太平洋戦争終盤に広島に投下された原子爆弾のダメージの少なくとも10倍に相当する破壊力を発揮するそーです。(小学生時代には真に受けちゃったよ…orz)
実際にはそんな事件はいっさい無いわけで(^^; これのフォローがいくつか。
 ・「あの世」も同じ空間に存在するので全宇宙・空間に対しての質量保存の影響は無い
 ・「あの世」と「この世」の空間の質量保存移動は連動している
 ・連動の発展系として「輪廻転生」として随時、「魂の質量」が移動している
などが上げられていました。

えーと。理論だけいただいて、幽霊からは離れましょう。

分岐方パラレル・ワールドの場合、それまで進んでいた道から、個々の選択によって行き先が変わる、と解釈できるので、「リトルボーイ」×10、のダメージを全世界だか宇宙だかに唐突に与える心配はありません。ただ、さらに逆走して帰ってきた場合、やっぱり同じダメージ分の質量が加わるわけで……その分、誰かか何かが別のところに消えてもらわなくては、やっぱり大ダメージですが……
そんなわけかはともかく、消えた分を補充する格好…なのか、単に混乱を避けるためや物語の展開パターンの一つなのかはともかく、時間あるいは別空間に移動した本人とは別に、同一空間にも同一人物が残っていることになる、というパターンが存在します。
この場合、主人公が現代(幕末からみた未来)への帰還を拒否、または回避した場合、代役というか別の本人が、友人や両親の居る世界にも補充されて存在することに……なる……んですが……
……今度は、幕末の世界で別の誰かか何かが変わりにいなくなることに……
あるいは、史実で正式な妻なり内縁なりだった人が存在しないのは、そういう入れ替わり現象の影響なのかもしれません。(ゲームの都合とかいう当たり前の事情は無視してます(^^;)

それとは別に。
複数のパラレルワールドや時間軸を包括した質量保存の法則維持…と、書くとSFっぽくなるけど、時間や空間移動は、仏教の輪廻転生の中にも似た概念があったりします…魂だけだけど。――いきなり突飛なことを言う人はそれこそ「魂の前の居場所が未来で、浄化できてないんじゃない?」という考え方があったそーです。
『ドラえもん』で考えると、「もしもボックス」の類似IF世界なんかがまるごと同じ次元・法則下にあって、ワームホールからそこを行き来する、という感じ。……「もしもボックス」自体が「パラレルワールド作成機」って説もあるんですが、ここではほっときます。
こっちで行くと、そもそも主人公ちゃんが行った先は、本当にまっすぐに遡った過去ではなく、ちょっとズレた世界の過去、という理屈になる……と、思う。とっくに死んでるハズのヒトがうっかり生きてたり、居るはずの嫁や妾が居ませんから……
……やりたい放題です! 自分の未来や直線未来の心配もしなくていい!

ゲーム序盤でプレイヤーは『どの志士と恋に落ちますか?』って画面に遭遇するわけですが、あれは、「主人公はどのヒトと恋に落ちるような境遇の世界に落っこちたことにしたいですか?」とも読み替えられる…かも?


あと、以前でちょっと触れた「アカシック・レコード」……予定調和というか、全宇宙の現在過去未来、すべての予定がすでに定められている、というパターンにも、抜け道みたいなものがあります。
そもそもアカシック・レコードの存在はそこに生きる人たちは知らないので、一応、個々人は自分で判断した、ということになるわけです。
(それが読める教祖様がいるよ〜、その人は改変できるよ〜、という宗教なんかも世界中あちこちに実在するんですが……宗教まで行かなくても、アカシャの葉がなんたら、とか流行ったことがありましたが……これもこの概念の波形です。記念占いみたいなもんが主流だった、と、思う)……「アカシック・レコード」の語源はインド哲学の「アーカーシャ」っていう、存在の証明の統括をする理論。(コトバ繋がりでアカシアという花(ミモザの方が名前は知れてるかな)が使われることがあるけど、基本的には関係ないっぽいです)
……で。これにも抜け道みたいなものがあって。
つまり、その「予定表」は、どこまでを包括するか、という問題です。
手塚治虫の『鉄腕アトム』原作版には『アトム今昔物語』というのがあって、過去へのタイム・トラベルの話があります……どっかであらすじ読んだだけだけど…(全集、高すぎる!)。これはどっちかっていうと、一人が同時に存在するのは無理、というパターンのお話です。あらすじくらいなら、手塚治虫関連の本かサイトかなんか漁りまくれば出てくるはず……なんですが、いかんせん、アトム=ヒーローものの印象が強いので、影に隠れてレアリティついたり、図書館なんか下手すると盗まれちゃってたり……(なんだかなぁ、です…)

別枠で、映画『ロード・オブ・ザ・リング』がもてはやされた頃に、原作の邦訳版『指輪物語』やその原型『ホビットの冒険』も再版されたんですが、そのどさくさで邦訳されたパロディSF『ノービットの冒険』では、この辺を上手に使って、『ホビットの冒険』でガンダルフの予言をつとめる役を、ざっくりと変更してました(…落ちバレになるんだよなぁ、細かく書くと…)……早川SF文庫…なんですが、初版で終了みたい……『ホビットの冒険』映画化に乗っかった再版は、やるかなぁ…
SF変換パロディは日本では小松左京や筒井康隆あたり、英米SF系ではちょこちょこあるんです。あ、フランスもあるか…SFじゃないけど、ルパン対ホームズが。『ホームズ、宇宙へ行く』なんてタイトル見たことある……いかんせん、邦訳は受けないのか、少ない……




……と、いろいろ列挙してきましたが……いらん話があったり、足りない部分があったり、でしょうけど。
えーと。これでも、ものすごく端折った…つもり……です。
端折りすぎて意味解らなかったらコメントとかメールとかで聞いてくれたら、喜んで追加うんちくを個人宛に垂れ流します……(迷惑な……)
行き先も、帰り先も、このゲームのような突発的な移動であっても、あるいはワームホールを通る技術があってさえ、事故なんかがあったりすると、どこに出るか、下手すると亜空間で迷子になって……なんて怖い話まであります。
帰った先や行った先にも「自分」がいて、パニックの元になったり、むしろ過去に戻りすぎたところに出て「過去の自分」をなんとかしようとしたり、なんてお話も。
というか。私個人は、そこら辺が主題のお話の方が比較的、なじみがあったり……(^^;

オマケくらいで。魂だけの、しかも寝てる間とかに別世界や過去や未来に行ったり来たり、という、夢落ちなんだかそうじゃないんだか、いまいちよーわからん、ってのも。……大昔に週刊少年ジャンプで連載してた『アウター・ゾーン』というマンガが、けっこうSFやオカルトのお約束パターンをけっこう、網羅してたかなぁ。
そこらへんの漫画喫茶なんかにもあるかも、です。


こーいうネタは、記憶だけで書けるんだ……ノーミソの使い方間違ってる気がしなくもない……てわけで、参考資料、皆無です! が、書き起こすとけっこう、自分で「あ、こんなんもあるな」って出てくるもんだなぁ…


次ネタ……ものっそいバカやります、とだけ予告しとく……バカ暴走で見切り発車連載状態の予感…(下書きだけでえらいことになっとる…)


幽霊を科学する―恐怖の世界の謎をとく (少年少女世界のノンフィクション)ノービットの冒険―ゆきて帰りし物語 (ハヤカワ文庫SF)ホビットの冒険〈上〉 (岩波少年文庫)ホビットの冒険〈下〉 (岩波少年文庫)
【史実とフィクションの間の最新記事】
posted by 龍魔幻(りゅーま) at 00:28
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この記事へのコメント
すげーっ!記憶だけでここまで論じられるものですか!すごいですね〜!小学校の時読んだ本とかタイトル覚えて探せるってすごい。私はのきなみ忘れてます。ちょっとメッセジ送ろうと思って開いたらつい、読み込んじゃいました(笑)

魂の重さ、そんな理論があったんですか。素直に魂の重さだと思ってました(笑)21gだったかしら。

質量保存の法則とタイムワープをからめると確かに・・・タイムトラベルものでたまにある「過去を変えても時間の修復力が働いて、未来は良く似た流れになる、つまり全体の流れは大差ない」というのにも通じるかも。
消えた質量をどこかで補う修復力が働くわけですもんね。

そういえばアウターゾーン、わりと好きでした。
懐かしいですね〜。
今回もおもしろい考察、ありがとうございました〜。
Posted by ふじ at 2013年05月30日 01:58
>ふじさん
お越し&読んでいただいてありがとうございます。

田舎のボス指導の無視されっ子は学校で暇だったんで変なもん漁りまくって…さすがに印象強いモノしか覚えてません(^^;

ワープだタイムパラドックスだは、自作で使おうとして挫折しまくってるのも、わりと覚えてる理由の一つかも……

魂の重さ、数字覚えてませんでしたorz 水分云々はミイラ化に繋がります…ちゃんとしないと水分以外にもいろいろ…

>「過去を変えても時間の修復力が働いて〜
あ−、まだ落としてるのあったorz…質量保存と、ついでに、アカシック・レコード型の亜型と歴史自動修復の混合型…って解釈でいいかも。人為的に修正するするのを阻止するのがタイムパトロールですね♪

面白くよんでいただけたら、さらに嬉しいです。
Posted by りゅーま at 2013年05月30日 17:30
すごーい量の考察ですね。
私もタイムスリップもの大好きです。
卑近な例で申し訳ありませんが、
最近では「JIN」テレビドラマに、はまってました。
オチが私的にはイマイチでした。
ふじさんがおっしゃる、「それほど変わらない世界」のオチだったので。
マンガのオチの「ガラッと違う世界」のほうがよかったなあ。

ところで、魂をはかる方法、
私も小学生のときに読んだような記憶が。
何の本か、雑誌か忘れましたけど。
Posted by 茶々 at 2013年05月31日 10:43
>茶々さん
ご来訪&読んでくださって、かつ、コメント、ありがとうございます。…これでもかなり削ったつもりだったりなんだったり…(ローカルの下書きでは「SFバカ本」とか「MMR」とか入ってたり)

……肝心な今の流行知らない酷いヒトですorz 「JIN」は「最近コンビニでよく見るから売れてるんだなぁ、じゃぁ、後回しで」…orz スクエニ出版他いくつかが、人気があっても最終刊は初版終了とかやるから追っかける順番がっっ(責任転嫁です)
 マンガのオチのが楽しそうですね……「帰ったら俺がいた」は、オチより、そこから話が始まった方が…(うっさい)

「魂の質量」…同じ本の他にもありそうです。雑誌だと『ムー』か宝島社系列か…この辺、ブームに乗ったり乗り遅れたりで、トンデモ本好きには美味しかったり外れたりでいろいろ……(ぽんぽん出てくる私ってorz)

あっちこっちネットだ、冊子だとやってるんで遅いですが(連動体勢がとれてない…)、気が向いたらまた、お越しやお声かけいただけると嬉しいです、淀の方さま(違
Posted by りゅーま at 2013年05月31日 17:50
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